日商の検定試験の種類

日商と言えば、検定試験でメジャーなのは簿記ですが、日本商工会議所ではそのブランドを生かして様々な検定試験のラインナップがあります。

主な分野としては、簿記関係、販売士関係、パソコン検定関係があります。
日商のホームページでは、過去問や勉強方法などについて情報提供している資格もあるので、難易度を知ることができます。
(2013.8.8現在データ)

○簿記
種 類:1級(難)、2級、3級、4級(易)
合格率:1級は約10%、2級は約20~30%、3級は30~40%、4級は40~50%
試験時期:2月、6月、11月

○販売士
種 類:1級(難)、2級、3級(易)
合格率:1級は約10~20%、2級は約50~60%、3級は50~70%
試験時期:1級は2月、2級は10月、3級は2、7月

○日商ビジネス英語
種 類:1級(難)、2級、3級(易)
試験時期:1級は2、10月、2級、3級はネット試験で随時開催

○DCプランナー(企業年金総合プランナー)検定試験
種 類:1級(難)、2級(易)
合格率:1級は約10~30%、2級は約30~60%
試験時期:3、9月

○日商PC検定試験(文書作成)
種 類:1級(難)、2級、3級、ベーシック(易)
試験時期:1級は2、10月、この他の級は、試験会場が別途決定

○日商PC検定試験(データ活用)
種 類:1級(難)、2級、3級、ベーシック(易)
試験時期:1級は2、10月、この他の級は、試験会場が別途決定

○日商PC検定試験(プレゼン資料作成)
種 類:1級(難)、2級、3級(易)
試験時期:1級は2、10月、この他の級は、試験会場が別途決定

○電子会計実務
種 類:上級、中級、初級
試験時期:試験会場が別途決定

○EC(電子商取引)実践能力
種 類:ECマスター(難)、1級、2級、3級(易)
試験時期:ECマスターは2、10月、この他の級は、試験会場が別途決定

○ビジネスキーボード検定
試験時期:試験会場が別途決定

事務職にといえばこの資格

事務職に有利な資格と言われている主なものを紹介します。

簿記
 日商簿記2級は、会計の基本的な部分のほか、実用的なレベルのスキルがあるものと評価される資格と言えます。
 難しいと感じる場合は、まずは、3級を取り、基本を身に付けることがおすすめです。そこがクリアできれば、2級の合格はもうすぐです。

パソコン検定
 パソコン検定は数多くの種類がありますが、「事務処理」という観点から次の基本的な資格を挙げます。
・パソコン検定 タイピング試験
 ビジネス文書や解説文など、様々な文章を、見ながらそのままパソコンで入力。パソコン技能の中でも最も基本的な入力能力を、正確さとスピーディなタイピング能力を中心に認定。
・パソコン検定 文書試験
 ビジネス文書の作成能力を測る試験。1級から3級まであり、1級が上級。
・パソコン検定 文書・表計算試験 
 ワープロソフト、表計算ソフトを使い、データベース機能の活用、図表、グラフなどを伴う文書の作成能力を測る。

日本語文書処理技能検定試験
 この試験は、「ビジネス社会で求められる文書の作成能力を身につけたい人」に最適な試験といえます。
 1級から3級まであり。
・3級 : 入門級であり、見積書や連絡文書などといった基本的な文書の作成能力を問う内容。
・2級 : 販売促進資料やプレゼンテーション資料など、より実践的なレベルの文書の作成能力を問う内容。
・1級 : 最上級であり、企画書や詫び状といった不定形の文書について、論理的で高度な文書の作成能力を問う内容。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
 エクセル、ワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルに関する資格。
 スペシャリストレベル(一般)、エキスパートレベル(上級)があり、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス等、ソフトウエアの種類、バージョンごとに試験科目がわかれる。
 ちなみにスペシャリスト(一般)のレベルを見ると次のとおり。
Word:
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方